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有田郡有田川町小島15番地 有田南病院 TEL 0737-52-3730受付時間
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新しい肥満症治療薬ウゴービについて

 

当病院では、

『食事・運動療法をしているが、なかなか目標体重に到達できない』
『将来の合併症・病気を予防したい』
『BMIが高く、高血圧や糖尿病、脂質異常がある』
など

生活習慣病の改善を目指す医療的減量治療の一環として、肥満症治療薬ウゴービを導入しています。

 

ウゴービの適応について

ウゴービは本来、高血圧、脂質異常または、2型糖尿病でBMIが35以上、27以上35未満は、2つ以上肥満に関する健康障害がある等の人が対象となりますが、当病院では、医師の診察により上記以外でも適応を判断して治療を実施しております。
保険診療と自費診療がありますが、当院では施設基準等満たないので保険診療はできません。
よって自費診療となります。

ウゴービについて

ウゴービ(有効成分セマグルチド)は、GLP-1受容体作動薬※と言われています。
すでに同じ成分のオゼンピック皮下注というお薬が糖尿病治療薬として使用されていますが
ウゴービは肥満症治療薬としての適応で認可されたお薬です。

※GLP-1とは、体内にあるホルモンで、血糖値を下げる、満腹感を高める、食欲を抑制するなどの作用があります。

ウゴービ皮下注MDの投与について

週1回皮下注します。用量は、0.25㎎ から初めて4週毎に増量することが可能です。
0.25㎎、0.5㎎、1.0㎎、1.7㎎、2.4㎎と在ります。
また、規格としては、一回用と4回用ペンタイプがありますが、当院では4回用ペンタイプを採用しています。

※ウゴービ皮下注MD自己注射ガイドより

費用について

  • ウゴービ皮下注MDペン0.25㎎ 1カ月  10,800円
  • ウゴービ皮下注MDペン0.5㎎ 1カ月  19,000円
  • ウゴービ皮下注MDペン1.0㎎ 1カ月  34,200円
  • ウゴービ皮下注MDペン1.7㎎ 1カ月  54,300円
  • ウゴービ皮下注MDペン2.4㎎ 1カ月  73,400円

上記費用以外に診察料3,000円 再診料1,000円別途必要になります。

診察について

初回診察と2週間後診察受けていただきます。4週以降月一回の診察となります。
副作用等の確認と用量の変更が必要か判断します。
胃腸症状が強いときには、2週間開けなくても診察を受けてください。
その時は保険診療で対応できます。

 

投与方法

週に1回、腹部、大腿、上腕のいずれかに皮下注射する自己注射薬です。
通常は0.25mgから投与を開始し、4週間の間隔で徐々に増量し、最終的に2.4mgを維持量として週1回注射することが可能です。
0.25㎎のまま効果がでれば、そのままで増量しないで経過を見ます。

※ウゴービ皮下注MD治療ガイドより

副作用

本剤による治療を受けるにあたり、下記のような副作用が出現する可能性があります。
治療開始後初期に消化器症状の副作用(悪心・嘔吐、下痢、便秘等)が出現することがあります。
重症な副作用として低血糖によるめまい、ふらつき、意識消失等の症状が出現することがあります。
また、副作用の出現頻度や程度には個人差があります。症状が現れた場合には、速やかに受診してください。

注意事項

安全な治療を提供するため、以下に該当する方は、ウゴービによる治療をお受けいただけません。

  • Ⅰ型糖尿病の方
  • 20歳未満の方
  • 現在妊娠されている方、妊娠の可能性のある方、および授乳中の方
  • 過去に薬剤や特定の化学物質に対してアレルギー反応を起こしたことのある方
  • 重度の胃腸障害、膵炎、重度の肝機能障害をお持ちの方、重度の腎臓障害のある方
  • 胆石のある方、胆のうに障害のある方など
  • その他、医師の判断により、本治療が不適切であると判断された方、あるいは治療の必要性が低いと判断された方

ウゴービ投与中でも、食事療法、運動療法は継続してください。

 

このようなお悩みをお持ちの方に

  • 食欲が抑えられず、ダイエットをしてもリバウンドを繰り返している
  • 体重による関節や腰への負担を減らしたい
  • 医師の管理のもと、安全に効果的なダイエットを始めたい
  • 将来の糖尿病や心血管疾患のリスクを減らしたい 
  • 健康診断で肥満や生活習慣病を指摘された

など、お悩みの方は当院まで是非ご相談ください。

 


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